一升瓶に二升は入らない・・・

今日ラジオで心理学の大家、加藤諦三先生の人生相談が放送されていた。

心理カウンセリングの勉強にもなるので聞いているが今回はなかなシビアな内容だった。

相談者の26歳の女性には32歳の夫と1歳の子どもがいる。

幸せなのだが近々実の父親が服役を終えて社会復帰をするとのこと。

その父親は自分が小さいころ自分を可愛がってくれて尚且つ、いい暮らしをさせてくれたらしい。

しかしそのお金は詐欺、恐喝で手に入れたお金らしく、それが発覚し、10年前に服役したとのこと。

そのあと相談者は、自分が結婚したことも赤ちゃんが生まれたこともその父親に教えてないらしい。

しかし社会復帰するとなれば、しつこい性格の父親故、居場所を突き止められもしかしたら、暴力をふるわれ今の幸せが壊れるのではないかという相談者の内容だった。

そして今の生活を壊したくない気持ちと過去愛してくれた実父への思いに感情がバラバラになっているのだった。

愛する夫と可愛い子供、そして今はそんな境遇ではあるが、過去、自分を産み育ててくれた父親への愛。

どちらをとるべきかどちらも生かすべきか?

相談者は電話口で泣く赤ちゃんをあやしながら、嗚咽していた。思わず私も一緒に泣いてしまった。

しかし、先生は言った。

一升瓶に二升は入らない。結局、二兎を追う者は一兎も得ず・・・

父親とは連絡をとらずに自分の家庭を守る方向に収束したようだ。

相談者は自分に対する要求が高すぎるために、自分の器以上の重荷を引き受けてしまい、不必要なトラブルを引き起こしてしまうタイプの人間らしい。

しかし、ここで、スピリチュアル的にいうと、自分のDNAを作ってくれた父はそんな父でも父なのだ。全ては親子の関係が子供の将来にも影響する、だから愛しなさい・・・と。でも、それは綺麗ごとにすぎない。実際暴力を振るわれたらたまったものではないだろう!

しかし、この相談の結果は服役をした父親が改心せずまた同じ罪を犯すことの前提にたっているのが、相談者、弁護士、加藤先生の胸の内にあるだろうというのがなんとなくもやもやした。

罪を犯して更生する人、再犯する人は何割なのかな?更生しなければ日本の服役制度ってなんなのかな?もし、更生しても周りが認めなかったら本人は辛いだろうなとか、いろいろ考えてしまう。

そしてこの世での親子の絆って、切る!と言って切れるものなのかな?と納得半分、懐疑半分だった。

でも、一升瓶に二升は入らない・・・自分のキャパ以上のことはしないほうがいいだろうし、できるものでもないだろう。