秋の日はつるべ落とし・・・
今日は風の強い1日でしたね。
11月の夕暮れはとても早く、よく「つるべ落とし」とか言われますが、ほんとその表現のまんまですね。
さっきまでお日様の影法師があったのに気が付くととっぷりと暮れている・・・そんな感じです。
でも、つるべって今の若い方はしらないのではないでしょうか?
お笑いのツルベ―師匠ではありません(*^_^*)
昔、幼いころには、実家に井戸があり、水をくみ上げるとき滑車がついてる桶を井戸に離すのですが、みごとにするするっと落ちていくのです。
そこには、のどかな日本の秋の田舎の情景がありました・・・
その様を「秋の日はつるべ落とし」と表現したのでしょうね。
そういえばこの言葉は当時、小学校の教員をしていた兄が教えてくれたフレーズでしたが、兄からはよくいろんな言葉を教えてもらいました。
私が、文章を書くのが苦にならないのは、多分に兄の影響があるかもしれません。
英語にはない日本語の繊細な表現、素敵ですね。
こんなとき日本人に生まれたことを幸せに、また誇りに感じますね。
時代は物凄いスピードで変化を遂げていきますが、私はどんな時も変わらず、それこそ年齢と共に、日本語の美しさをもっともっと身近に感じていきたいなあと秋の暮れゆく景色に想いを馳せたのでした。
今日もお疲れ様でした。