その時は辛いが、万事塞翁が馬のタロット
今朝、何故か五木ひろしさんの「愛の始発」の歌が口をついてでて化粧をしながらユーチューブの画面を流していた。
♪川は流れる橋の下
まるで二人の恋のように
川は流れる橋の下
この街に今更未練なんかはないのです。
悲しみを小さなボストンバックに詰め込んで・・・♪
もう歌詞をみなくても歌えるんだ。
ていうか自分の若いころは恋と音楽はいつもそばにあったから。
そして、そんな歌の文句の様な恋が私にもあった。
相手は何も失わず、私は、結局、何もかも失ってしまったんだけどね。
今だからさらりと言えるが、小説一冊できそうな修羅場もあったからね。
最近、タロットをやっていると、時に結ばれない恋愛というのもカードには出てしまう。
でも、本人は相手が好きでたまらない。
時に併用して九星気学での相性も見るのだが、本当に相性が悪いことがある。
自分が相手を剋すのなら自分にとっては、我田引水ということでは、まだいいが、相手に剋される相性だとたまらない。(剋す=殺す)
そして、そんな相手に限って、自分にはない素敵な才能をもっていたり、自分とは感性が違い、その珍しさと驚きが異性の場合、時に稲妻が落ちるほどの激しい恋に落ちることになったりする。
その炎の中に投じられると、その時、最低でも、生年月日などで相性を調べていればいいのだが?
それを調べていると少しはブレーキをかけるだろうが・・・
私は20代の終わりに実家のお見合いを断った後、出会った男性は、好きになった後、気が付いてみれば妻子があった。
でも、相手が離婚を考えていると言うので、純朴な自分は、相性も調べず、ただ情にほだされて付き合い始めた。
2年経って離婚しないなら別れようと思っていたが、そのころには思いがもっと深くなり離れられなかった。
そして4年が過ぎた。
姉にも、友達にも、会社の上司にも止められたが、情はおさえられなかった。
家も、友達も捨て、仕事だけは続けていたが、ある時その天職としていた仕事にもほころびが生じてくる。
彼は私を剋す相性だったのだ。
若かったから九星気学やタロットはそのころ興味がなかったし・・・
きっと今占えば、塔か悪魔か死のカードがでるのだろうか。
そんな悪い相性も越えて、すすむのが本物の恋かもしれないが、『転ばぬ先の杖』は誰でも持っていた方がいいかもしれない。
しかし、万事塞翁が馬で、あの過去の恋愛があればこそ、自分の境遇や仕事を失うことで代償を支払い、今ここでタロットをしてお客様の悩みのお手伝いができてるわけだ。
だから、反対に考えると、悪いことが起きても、それを幸せにつばげることができるともいえる。
誰でも幸せになれるのだ。
不思議なり、人の人生とは、相性の悪い恋とは、
そしてタロットとは!