「銀座ハゲ天」東京駅店で、春を感じて・・・

昨日、用事があって、東京の八重洲口まで行ったのですが、夕方、小腹が空いたので連れと、銀座ハゲ天の東京駅店に入りました。

ハゲ天は今まで利用したことなかったのですが、落ち着いた雰囲気で、お客様もそんなに押し合いへし合いでもなくて、すんなり入れました。

日本酒が飲みたくて、メニューを捜したら、獺祭(だっさい)の3割9分がありました。

本音は、2割3分があればよかったのですが、あればきっと高い値段でしょうから、ちょうどそれでよかったのです。

しかし、3割9分でも、くちびるに触れた時の液体のまろやかな感触や、のどを通ってから、広がる馥郁とした味わいが「おいしい!」と思わず口からでてしまう、素晴らしいお味はやっぱり獺祭です。

そして、少し上品な気持ちで軽く酔い心地になるのもいいです・・・

小さな一合瓶なので、後で、店員さんに頼んで一輪挿しにもらっていこうかしらと算段してました。

普段、揚げ物は二人とも食べないので、少しおつまみ程度に頼むことにしました。

エビ3種盛りの天ぷらは、衣がサクサクしていて、新鮮なネタを使っているようで、塩味もちょうどよく、エビの口髭が細く、ひらひらと口にいたずらするのがなんとも面白く、飲み込んだ後はやはり舌が喜んでました。

またマグロとぶりのカルパッチョも、新鮮でとても身ぷりぷりしていて、舌がとろけそうでした。

そして、獺祭をちょこちょこ飲みながら、最後は、カマンベールとふきのとうの天ぷらを頼みました。

カマンベールチーズの天ぷらを初めて食べたのは、私は28歳くらいの時でした。

カルチャースクールで出会った、銀行の秘書課に通っている3つ年下の女友達と秋の京都に旅した時に、先斗町で食べました。

それは二人とも失恋をした後の、傷心旅行だったのですが、独身貴族のせいか、豪勢に旅をしてましたが・・・

でも、そのころ、チーズを天ぷらにする発想が初めてでしたね。

その頃は、確かワインのマドンナにはまっていて、必ず、あてにはカマンベールチーズを忘れませんでした。

そんな若いころのことを思い出しながら思い出の引き出しを出しっぱなしのまま、今度はフキノトウの天ぷらを見て感動です。

鼻を近づけると、ぷ~んとフキノトウの特有のにおいがして、一口花の部分を食べたらその苦みある味に「春だ~」と見事に郷愁をそそられてしまいました。

田舎の田んぼのあぜ道には春先にはふきのとうがかわいい緑の顔をだしていて、その辺に勝手に生い茂っていたので、珍しくはなかったのですが、こちらでは、商品化されているのでした。

ふきのとうは小さいころ「バッケ」と呼んでましたね。

こんな風に、夕方ちょっと立ち寄ったところなんですが、美味しい料理から、遠い過去の懐かしい思い出や、もうすぐ来る春を感じ、すごく幸せな時間でした。

二人で、これで5000円以内で済んだのも、リーズナブルでした!

獺祭の一合瓶の空き瓶をくださいと頼んだら、料理長に伺いを立ててから、OKがでたようで、壊れないように、ペーパーに包んで袋に入れてくださった新人さん、ありがとうございました。

料理もおいしく、サービスもよくて、また行きたいなと思った、東京駅地下街、銀座ハゲ天東京駅店でした!