美しく生きるヒント

美しい生き方とは何だろうか?

顔の美醜、スタイルの善し悪しでもなんでもない。

昔会社勤めをしていたころ、尊敬する先輩が会社を辞めると聞いて、「なぜ辞めるの?」と聞いたら、「自分が美しく生きることができなくなったから」と言っていたのを思い出す。

その時は何を言っているのかわからなかったが、今ようやくその意味が分かってきた。

彼女は、仕事を続けていく上で、嫌な人と言い争う時の夜叉のような自分の顔を見たくなかったから、自分から辞めたのだ。

とても笑顔の素敵な、仕事のできる先輩だった。

彼女が去った後、私は目標を失い、何日かまるで池の中のボウフラのように気持ちが定まらなかったのを憶えている。

そして、この【美しく生きるヒント】という、コーセー化粧品の小林照子さんがかいた本はとても為になる本だった。

美容業界に生涯ささげ、85の御年でもいまだに現役でいらっしゃる女性。

”美しく生きるということは、表面上の美しさを大事にすることではありません。体裁をつくろうことでもありません。自分のこころ、ひとのこころをいたわりながら、よどみなくいきていくことです”と書いてあります。

でも、自分のこころが誰かに傷つけられたら、その人に近寄らなくてもいいのです。

その場からその人から逃げるのも生きる方法なのです。

その人とあって諍いの場面が繰り広げられるなら、いち抜けましょう!

(ただ、この場合、血縁関係と他人ではまた違ってはきましょうが)

美しく生きる・・・

最初から読まなくても、気になった目次から、または、パッと開いて目に飛び込んだページからというのも神託カードのようで、メッセージ性があるだろう。

今日は、「最近読んだ本でいい本ありますか?」とお客様に聞かれたので早速書いてみました。