83歳の義母の手料理いまだ健在

義理の母は今年83歳。著名な石原慎太郎氏と同じ年です。

この時代に生きた方は戦争を経験し、古き良き日本の時代の奥ゆかしさと共に内面は物凄い芯のある大和魂をお持ちのようです。

義母は今でも4階の自宅まで毎日徒歩で昇降し、エレベータは使いません。

そして料理を創ると和洋中と幅広くまるでプロ並みにこなし、味もなんと美味な事でしょう!

嫁いで初めておうちに料理を習いに行ったときにはA4の大学ノート10冊に手書きでびっしりとレシピやグラム数、小さじ、大匙と書かれていました。表がセピア色にあせていたのが年期を感じさせますね。

そして書道も達筆で書かれた字も美しく、時折の絵手紙には趣のある草書体で書かれています。昔の人って凄いなあ。感心してしまいます。

それではこの間夕飯に作ってくれた手料理ご紹介しますね。

まずはお店でもたまにお客様にお出しするのですが、とっても評判のいいパウンドケーキです。中にはクルミやアーモンドが入っています。重量感があり、お粉から焼くまでの行程を思うと頭が下がります~

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そして牛肉ともやしの南部鉄炒め。鉄の成分が素材にしみ込んで栄養もプラスしそうです。牛が甘く柔らかでもやしのしゃきしゃき感もなかなかのもの。IMG_20150908_182133[1]

そしてポトフ。牛肉の固まりがとても柔らかい。IMG_20150908_182759[1]

セロリの浅漬け、程よい塩加減IMG_20150908_181759[1]

さんまの醤油煮。これはとても身がふっくらして骨まで軟らかかったです。新鮮なさんまを並んでまで買われたようでお見事!生臭さがなかったです。

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オクラといんげん。ソースはマヨネーズにごまをひねりつぶして練ってくれました。妙にあのひねる指の動作がめに焼きついて離れないのです・・・IMG_20150908_181732[1]

この餃子は時間がたってからひっくり返したので底にこびりついて離れない為にひっくり返したらこうなりました。これだけが残念!餃子ダネが太っちょでもちもちです。

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今回はトマトの赤みが足りなかったのが気にはなりましたが、もうこれだけ頂いたらお腹いっぱいでした。

何もないからあるものでね!とダメ押しされたのですがなんとご馳走でしょう!流石です。

親は有難いものです。孝行するとき親は無しと後悔しないように、あれ貰いに来て!ご飯食べに来て!という時は自分を優先せず出来る限り義母を優先して行こうと思いました。

防空壕で暮らした経験のある義母を尊敬しながら・・・・