原爆資料館では泣かずにいられない・・・
今日は現職のアメリカ大統領が原爆の被災地、広島を訪問した日でした。
すごい歴史に残る日ですね。
安倍首相始め側近の方々もここまで漕ぎつけるのは大変だったでしょうね。
そして被曝の被災者の方々やその遺族の方々も頑張られました。
「オバマさんがやったことではないけど、許すことも必要だ」との声も多く、いまだに許せないの声もあり。
いずれにしても日米の国の代表が二人肩を並べて献花する姿には荘厳な気配が感じられました。
ただ原爆資料館を見学された後のオバマ大統領のスピーチは原稿通りなのか、感情が伝わらず、プラハのあの華々しい演説とは、感動が薄かったかなと思いました。
そこにはやはり政治の思惑などあり、オバマ氏が表現したくても出来ない部分もあるんだなと慮るしかなかったのです。
30年くらい前に化粧品会社に勤務していたころ、広島に指導員研修で出張したことがあります。
副支店長と美容指導員の先輩と3人でした。
研修が終わり、夕方までの間原爆の記念館に立ち寄りました。
他のお二人は以前訪問したことがあるらしく素通りしていたのですが、私はやけただれたティシャツの前で泣き続けていました。
その時間が後で先輩から聞いたら30分も泣き続けていたというのです。
迷惑をかけてしまいましたが、先輩は初めて見る原爆の資料に泣き崩れる私の心中を思いそっとしてくれていたんですね。
今も目に浮かびます。
原爆資料館の中が・・・
やけてぐにゃぐやになった茶黒に焦げたアルミの弁当ばこ・・・
今はどう変わっているのかしら?
私は原爆を体験した世代ではないのですが、あの資料館を観たらそんな平常心ではいられない筈でした。
なのでオバマ氏の資料館見学のあとの演説は本音をプラスしていないなあともいます。
あらかじめ政府で決められていた文句の演説でも、いつか今日の日の本音を本にしてもらいたいものです。
それにしてもすごい歴史に残る日でした。
伊勢神宮の景色も素敵でしたね。
核の無い世界を目指して・・・
祈りが届きますように。